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実写コラボ職人。

 前回から、再度、ここまで戻ります。

 作品そのものの感想は以前書いた通りなんですが、もう一つ思ったのは、ずいぶんと手馴れた感じだなあ、と。かなり凝った事やってるのに、ギクシャクとか強引とかそんな感じが全然ない。これは相当のベテランPに違いない、と。
 で、過去作をチェックするべく自作リストリンクをポチったら、ああ、なーんだ、と。作品のいくつかはよく知ってて大好きだったんですが、P名で把握してなかったという次第。

 という訳で、今回はmasaminP特集です。
 リンク先の自作品リスト、詳細な解説突きで充実してます。必見。

 まずデビュー作が、こちら。
 07年6月。古いです。長いです。何気に古参です。

 松田聖子は神だと思う。

 当時、あまりに直球過ぎてほとんど誰も手を出してなかった聖子ちゃんコラボ。現在でもあまり見かけませんね。まあ、自動的におっさんホイホイになってしまいますからねぇ……。
 捻り無しの「relations」一本そのまんまとか最後がもう一つ締まってなかったりとか、さすがに処女作らしい作りの荒さが目立ちます。が、この時からすでに実写を取り入れてるのが面白いところ。最後の誤魔化しに使ってる辺りが狡猾で微笑ましいw


 さらに2作目。

 高田みづえかよ!

 さすがにこれは、アイマスでは唯一のコラボ。というかニコ動全体でも全然無いぞwww
 ここから自前素材。まだ少々繋ぎがぎこちないですが、曲調に合ったダンスを選んでシンクロさせようという努力が感じられます。上達してますね。で、ただ合わせるだけじゃ単調になりそうな所。ピアノ演奏のインサートでアクセントを付けてます。

 しかし、この1作目2作目でつくづく思うんですが、
 彼は確実にオッサン。間違いない。
 きっと全盛期のドリフやカックラキン大放送をリアルタイムで見ていたに違いない。


 3作目。鉄オタホイホイにして九州人ホイホイ。サビが微妙に弾幕コメ。
 せっかく割といいシンクロしてるのに、アイマス分がグッと少なくなってしまいましたw もう潔いぐらい全編実写鉄素材メインなんですが、それがいい絵なんですよ。綺麗でカッコいい。右上で輝き続けるJR九州ロゴも律儀。そして最後はちゃんとCMになってます。
 愛を感じます(特に鉄への)。編集技術も上がってますし、技術が愛にようやく追いついたって事かも知れません。引っかかる所が無い、喉越しのいい作品に仕上がってます。
 この作品がブレイク作と言っていいでしょう。そして、「実写を前面に出す」というスタイルを確立した作品であるように思います。


 ABBAは偉大なり。90年代で急に再評価ブームが来ましたが、代表曲のコレなんか一時期やたら流れてた覚えがあります。
 私の初masaminPはこれでした。大好きです。今でも時々見てます。
 恒例の実写素材は、当時のレコーディング風景やステージ風景(確か本家のPVにあんなシーンがあったような)、そして最初と最後アメリカの風景。
 これですよこれ。これがキモ。最初の摩天楼で心はグワッとアメリカへ。古めかしいレコーダーやミキサーでABBAリアルタイムの70年代へ。そして最後の夜景が残す余韻は、豊かで明るかった黄金時代のアメリカへの郷愁。曲だけじゃなく、映像からしておっさんホイホイする気満々です。
 が、改めて彼の他の作品と比べてみると、彼には珍しくステージ素材メインなんですね。曲を若干早回しにしてますが、シンクロばっちり。合ってます。派手目のコスチュームも、コテコテゴージャスでエレガントな70年代っぽくてイイ。全体に、シンクロメインの至ってMADPVらしいMADPVなんですが、その中にあってもとても良い出来。実写で目を引くだけではない、基礎技術の確かさが見て取れる作品だと思います。
 実際、傑作ぶりを何より雄弁に物語っているのが「初動マイリスト登録率ランキング」13位って事じゃないかと。再生数2万クラスでコレですから。ただのおっさんホイホイじゃこの数字は出せませんよ。

 ……で、その傑作の副産物でこんなモノがw

 自作品リストによると、先のABBAでマイクを合成しようとして代わりに何故か箸を合成したら、リアルに食ってるように見えたので勢いで作った……というシロモノ。そして肝心のABBAには結局マイク合成は使われなかったという。何という本末転倒w あとサラッと合成とか言ってますけど、偶然とは言え違和感無いじゃないですかw 良くできてますよ。くっだらねぇけどw
 さらにくっだらねぇwのが「かに道楽」の看板カットのためだけにわざわざロケった事。敬意を込めて、バカと言わせていただきますw


 どうやら「かに道楽」で変なスイッチが入ってしまわれた様ですw そう言や当時、ABBAと同じPと知って落差に吹いた記憶があります。
 ここでも神田明神(アキバの近所のアレです、アレ)にロケ決行。例によって合成しまくりインサートしまくり。そこかしこに散らした寛永通宝カットがいい味、さらに本物の「銭形平次」OPから持ってきたカットは元祖・大川橋蔵版という凝り様です(どっからソース手に入れたんだかw)。寛永通宝弾幕も発生しております。
 そして真価は2番。
 実写人物に顔合成ってwww
 酷ぇw 何て無理矢理w いやよく出来てるけどさw
 キャスト字幕も完備。締めの月夜の神田明神もいい絵です。無駄に凝りまくり、なのにネタ作品。ガチでネタ、ネタでガチ。
 いいなぁ、これ。

 この際、ネタ作品を続けて。

 これは見事なPerfumeM@s……
 ばかやろうw


歌/ntmP
 なんでまたこんな替え歌思いつくかなあw て事でPROJECT UOM@S@作品。ついでにバイキンマン実装。
 さすがはmasaminP、海釣りだの魚群だのの映像が妙に綺麗だから始末が悪いw 歌詞も上手いし、これをネタ作品と言っていいのか悩ましくなって来ます。
 そうかこれが最多再生数か……w


 おっと、これはネタじゃなかった。
 純お役立ち系。再生数からして、これを参考に抜きを始めたPは結構多そうです。


 かなり間が開いて、「KAKU-tail Party 2」参戦。きちんとしたMADPV作品の発表は「海」以来3ヶ月少々ぶりでした。
 学校風景は反則だ……これ見せられるだけでしんみりしちまうじゃないですか。オッサンなら。
 単品がないのが残念。それくらい気合入ってます。ステージシーンに入ってからはストレートでシンプルな作りですが、レイアウトで一工夫。バックに実写風景を重ねてあって、ステージ画像ともども青~白系のトーンで統一してます。爽やかでいい作品です。 あと、自作品解説がw

 そして、大傑作。
 伸びてませんが、ぜひ一見をお薦めします。
 何でこれがこの数字なんでしょうねぇ……2万3万とは言わずとも、1万行ってて良さそうなんですが……

 ブルーインパルス。航空自衛隊のアクロバットチームです。
 その歴史と演技の詳細については、以下を。
 ブルーインパルス - Wikipedia
 ブルーインパルス - 4th wing 11sq Blue impulse
 そしてやっぱり、自作品解説の製作の経緯は必見w ここだけのお笑いかと思ったら、「ローリングコンバットピッチ略してロリコ(ry」って、結構一般にも普及してるのねw

 ブルーインパルスのアクロ。何は無くともこれ。
 軽やかなロール、青空に描かれる軌跡。早回しでさらにスピーディーに、画像処理かけてスモークキラキラ。
 美しい。
 見とれます。カッコいい。爽快です。

 そしてまた曲がド嵌りです。明るく!楽しく!カッコ良く!で思いっきりショーアップ。このまま本当に演技のBGMに採用してもいいんじゃないかと思うぐらい。
 作者コメにあるように、原曲(おや、ABBAとスウェーデン繋がり)とでじこアニメOPの日本語カバーを重ね、原曲があずさ・千早、カバーがロリトリオって事でパート分けされてます。パート分けは伊達ではなく、可愛い声のでじこ版が前に出てくればロリトリオがメインになったり、原曲デュオがメインになったらロリトリオがバックで別のダンスしてたり、ただ混ぜただけじゃない曲のミックスに合わせて芸の細かい演出がされてます。
 で、それは即ち、あずちは+ロリトリオ+ブルーインパルスと3種類の素材を重ねて映像を作ってるって事な訳ですよ。アイドル片一方と2つのアクロを重ねたりもしてて、結果、全編中7割方が3動画合成という恐ろしさ。アイドル二組+アクロ2つで4動画合成なんて部分まであって、どんだけ重ねてんだよと。そのせいか、アイドルを見るべきかアクロを見るべきか目が追っ付かない箇所もあるのですが、それはもう「どっちに絞って強調するか」という微妙な匙加減の問題でしょう。とにかくそれ以前に、映像の密度と豪勢さに圧倒されます。よくも重ねたり、と。
 しかしこうしてじっくり見てみると、曲線的で可愛らしいT-4のフォルムって「アイドル」に似合ってますよね。「マーチングバンド」コスも“軍事アイドル”っぽいし、合うのはこれしかあり得ないw そもそもマーチングバンドは軍楽隊発祥でありそれ以前に古来音楽は軍隊により発展(以下略

 間奏~ラスト前のタキシング、F-86ブルーと伝統のロリコ(ry、隊旗と浜松~松島基地がいい「溜め」。
 そこからラストサビ、実際の演技でも締めの大技・コークスクリューで最高潮!
 さらにブルーインパルスオリジナルの必殺技・スタークロス!
 そして締めはバーチカルキューピッド!5人集合ハートをズキューン!

 ……射抜かれました。
 キマってます。
 お見事です。

 ……それで終わりじゃなくて、最後にちゃんと宣伝してるってのがw 思わず申し込む奴が……いたらどうしようw

 あ、これ「爽快・楽しくなる動画」さんがじっくりレビューしてるじゃないですか。被ったorz



 てな、所で。
 この方、ニコマス初期から活動しておられる大ベテランで、中ヒットもいくつか飛ばしてますし、埋もれてる訳ではないんですよね。しかし大ヒット作はないのと、活動期間に比べて作品数が少ないせいか、あまり話題に上らない感じです。実際私がP名から過去作がパッと思いつかなかったから……という訳ではないのですが、どうも地味な印象があるというか。
 が、改めて全作品見てみて、「実写素材を合わせる」という芸風の素晴らしさを再認識した次第です。しかもその芸風に頼り切りでもなく、ごく普通のMADPV作ったっていい物になりそうな、高い技術をお持ちです。
 数字が伸びないのは、ネタが微妙に人を選ぶからでしょうか。それでも、趣味と芸風を生かして作りたい物をノビノビと作っていって頂ければ、それでいいと思います。

 多分、私は反応すると思いますのでw

 これだけの人が地味になってしまうんだから、ニコマスは恐ろしいです。でもそれって層の厚さの証明でもありますよね。
 真にニコマスを支えているのは、こういうP達かも知れません。


 さあ、次は週マスだ……
 ちょっと、遅れそう……orz
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