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orgoneP。

 JB、16日付けで20万再生突破。

 これももはや古典になってしまいましたね。大爆発したいくつもの後輩たちに追い抜かれはしましたが、じりじりと再生数を伸ばし、大台達成。

 もはや説明の必要もないでしょうが、名作ですね。永遠の。いや何度負けたことか。
 今の目から見れば、シンクロし切れてない所もあったりしていかにも処女作という点も見受けられます。が、ジェームス・ブラウンの圧倒的なノリのパワー、それを実写映像と共にアイマスに合わせるというアイデア、歌詞を映像デザインの一部にしてしまうセンス、全てが革新的だったと言っていいでしょう。
 また、それまでにもTunak M@sterとかスキャットマンとかはありましたが(ついでに言えば、れあもんPのはるるんまんそんも先行してたりします)、“ガチ洋楽”のMADとしてブレイクした作品はおそらくこれが初、という点も重要です。
 全部ひっくるめて、「こういうのもアリなんだ」という認識を広めた、アイマスMADの新しい世界を切り開いた功績はもの凄く大きいと思います。
 おそらく影響を受けたPは多いでしょうし、google検索での一般blogのヒットぶりからも伺えるように、ニコマスユーザーの層を大きく広げる事にも貢献していることでしょう。
 作ってくれてありがとう、と言いたい。
 いつまでも、大好きな作品です。愛してる。

 という事で、これを機会に今回はorgoneP特集です。
 ……大変なものに手を付けてしまった気がする。


 約1ヶ月間が開いて、2作目。
 いやー、いつ観ても爽やか。思いっ切り「夏」の作品なんですが、ギラギラ湿った暑さじゃなくて、乾いた風がそよぐような爽やかな夏です。
 何と言っても、空・雲・水のバックがキャラに溶け込む処理が印象的です。風景の美しさを強く前面に出していて、かつ溶け込まず残った部分でキャラが一層引き立ってます。「切り抜き」と違ってこの処理は今でも見かけませんよね。使い所が難しそうなのと、コレの印象が強すぎるせいでしょうか。
 合いの手のビートに合わせた花と風景のカットインも、これがまた効いてます。そして後半にかけて徐々に陽が傾き、黄昏れていく情景の美しさ。それに合わせて空の青から夕日の金になる文字バックもキマってます。
 とにかく、映像として綺麗。美しい。キャラが主役、キャラはキャラとして押し出すもの……というある意味常識を破り、背景もキャラもトータルでアレンジして一つの映像作品に仕上げている訳で、すでにアイマスの枠を超えてる感があります。ここに出来上がったものがあってすんなり観ちゃってますが、実際なかなか思い付く事じゃないと思います。
 選曲の妙、そしてそれに合わせた演出次第で、こういうオサレな表現だってできる、アイマスでこういう表現ができるって事を証明した素晴らしい作品だと思います。


 さらにガラッと趣向改め。PVと言うより、もはやMTVのビデオクリップかVJ(visual jockey)か。ここに至り、他のMAD、他のPとは明らかに別の方向を向いている事がハッキリ解ります。
 完璧にシンクロ取れてるビル崩壊映像、公式使い回しとかじゃありません。他から持ってきて合わせてるんですよこれ。ひょっとしたらM@STER FONTSの着想元かもしれないキャラシルエットロゴ、カットインの実写映像とそれに乗せた文字のカッコ良さ(フォントも何の変哲もないのにどうして……)、ダンス映像の大画面と小画面の切り替え、そして冒頭のビル崩壊が逆回しで復活するキャッチーさ。音楽と映像がスタイリッシュにバッチリはまって、2分半という短い時間の中にノリと楽しさと中毒性が詰まってます。
 センスのアート性、そして早い時期からこういう事をやっていた先駆性においては、この人とナオキPが双璧じゃないかと思うところです。


 『DANCE^3』と同日公開。が、『DANCE^3』とはまたえらく違う……というか、対称的な作品です。
 細かいカット割り、アップ映像を多用しつつカメラの引き寄り、モノクロのジャージとカラーのステージ衣装の対比、そして切り替え。ダンスのみならず、映像全体を曲とシンクロさせる事で生まれるノリの良さは流石。
 しかし、コミュシーン・レッスンシーン・オーディションシーン、そしてステージシーンの組み合わせで全編が構成されており、一般的なMADPVをなぞったスタイルになっているのが「この方」にしては珍しいところ。台詞やテキスト等で特に何かを語っているる訳でもないのにストーリー性が感じられる辺り、こういう物もイケるのかと底知れぬ物を感じたりしますが、それだってこういうのが得意な方は他にもおられますよね。
 「普通」な作品が逆にユニークというのがこの方の凄い所な訳ですが、ともかく異色作と言えるのは確かです。個人的には、キャラを前面に出した(基本)シンプルな構成という点で、次の大傑作に繋がる物を感じるのですが、どうでしょう?


 はい、大傑作。
 JBはもちろん最高なんだけど、私個人的にはこれが一番好きです。
 一人だけ私服の雪歩の独唱。控えめなフリを選んで、曲調に合わせて、表情までシンクロさせて、本当に心を込めて歌っているように表現する。
 そうしてメインボーカルを据えて丁寧に魅せた上で、オールスターのコーラスが盛り上げる。本当に瞬間の、すごく短いカットを組み合わせ、さらにオーバーラップで重ねまでする。そのカットの一瞬一瞬が、ダンスの中の最高の瞬間を切り取っていてそれだけでカッコ良すぎなんですが、さらに対比・パターン・繰り返しを駆使し曲と完璧にシンクロさせる。そしてお家芸の文字入れが単調感を払い、アクセントを与える。
 カッコよさの塊。美しさの洪水。全編が見所。3分間目が離せません。
 しかも大事なことは、これ、いかにもマシンパワーが必要そうな高度な処理は(多分)全然やってないんですよね。だから映像全体は、凝ってるけどシンプル。矛盾してるけど。だから観ててくたびれないし、すごく気持ちいい。

 コレを初め一通り観て改めて感じるんですが、この人の肝はカット切り替えの上手さ、つまり「瞬間」の表現なんですね。瞬間瞬間で強い印象を植え付けていくテクニック、「カッコ良さ」のツボを的確に突くセンスが頭抜けてるって事なんだと思います。
 テクノロジーではなく、センスの勝利。
 そんな無茶苦茶スゴい技法を使わなくたって、これだけスゴいものができるって証明ですよね。技術の大艦巨砲主義の様相を呈しつつあるニコマス界ですが、だからこそ、この人の作品が改めて教えてくれる事はすごく大きいんじゃないかと思います。

 なんか綺麗にまとまっちゃいましたが、もうちょっと続きます。

 オマケその1。
 説明不要、昨年年末の週マススペシャルのCM動画ですね。CMなのであくまで前座……なのに、この迸るノリの良さは何なんでしょうw ニコマスに嵌って行くみさいル君が楽しそうです。しかもしっかりシンクロ取れてるし!あと小鳥さんがファンキー過ぎw


 オマケその2。曲タイトル長ぇよw
 M@STER FONTSのサンプル壁紙を制作されたという事で、エージェントREMIXに合わせてフォントを踊らせてみた、と。見事にACIDに嵌られたようで、作者コメントが秀逸w
 あと市場見て気付いたんですが、これ、ひょっとしてオリジナル曲?すげー!

 次はオマケじゃないよ!締めです、締め!

 現在のところの最新作。「KAKU-tail Party 2」参加作、千早でテーマは「し」。
 いやー……絶句です。
 恐ろしく、尖ってます。アイマス分極小。なんですが千早というキャラクターを完璧に理解してないと作れないですよね、こんなの。アイマスを深く深く掘り下げたからこそ、出来上がったものはアイマスからかけ離れてしまった、という事のように思います。
 なんかもう、アレコレ解説したり批評したり言葉で飾ったりするのが馬鹿らしくなってきますね、ここまで来ると……。ただただ、全編モノクロの映像が、千早の言葉が、来ます。ずーーーんと。なんか疼きます、心が。何がどうとかじゃないんです。悲しいとかそういう訳じゃないんです。ただ、重いんです。見終わった後、訳も解らず叫びたくなります。何でしょうねこれ。
 観た時の気分としては、DikePの「キスを(戸川純)」が近いかも知れません。ですが、さらに深いです。心の深いところに来ます。
 こんなアイマスMAD(と、呼んでいいのかすら……)初めてです。

 「もはや芸術」タグ、付いてます。芸術というか、前衛作品というか、心象表現というか。ここまで先鋭的になってしまうとは……。ある意味、アイマスが生んだ究極の作品の一つかも知れません。
 再生数伸びてませんし、理解され辛い作品だってのは解ります。でも、ぜひ一度観てほしいです。
 絶対、何か、来ますから。

 orgoneP、恐ろしい人です。
 どこまで行っちゃうんでしょうね、この人。
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