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2010年下半期20選選外集&総評その3――「自由に動かせる」事の彼方にあるもの

 20選の機会に、アイマス絡みだけながら改めてMMD作品も目を通す事になった訳ですが、特に第5回MMD杯がとっかかりになって「ニコマス」の範囲、さらにはニコマスが手に入れたものについて思いを巡らしてみた次第。いや、週マスに載るのとかは何の問題もないと思うしそれでいいと思うけど、そういう話でなく。
 以下収納。ちょっと長いよ。


フラットウッドP
 例えばこれなんか、面白いしそりゃ好きではあるんだけど、20選に入れるかってなると振い落とし云々の以前になんか違和感が。面白いけど、ぶっちゃけ、これ765プロの皆さんでなくても全然構わない面白さだよね、と。実際キャラ差し替え版もあるし。アイドル分が薄い、アイドルに依存してない動画。だから踊ってるアイドルにも、ひいては動画そのものにも今一つ愛着が湧かない、というような感じ。


 ここまでできるようになった、というのは間違いなく凄いし素晴らしい事。技術的には素晴らしい、……んだけど、これまた別にこの4人でなくても構わないのよね。


さぼてんP
 これも、同様。

 これらはどちらかと言えば「先端技術の見本」であって、それはそれで価値のあるものなんだけれど、なぜ彼女達が、という所まで踏み込んだものではない。いやもちろんそういう動画では最初からないし求める方が間違ってるのは解ってますけどね。でもやっぱり正直なところ、「すげー」とは思うけど愛着は湧き辛い。私はね。

 そんな訳で、例えば第5回MMD杯で一番「アイマス」である事に意味があったのは実はこれなんじゃないかと思う次第。

シンコーシャP
 見よ、このMMDとしての完成度の低さにして、この破壊力をw

 あと昨期ではこれも。

妖狐P
 いいなあ、楽しいなあw

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 かつて、でっぶるPの動画があまりの演出過剰ぶりに「アイマスである必要があるのか」と議論になったりもしましたが、今思えば立派にアイマスじゃないですか、ねえ。言い方は悪いですが、アイドルモデルが踊ってるだけの動画に比べればよっぽど「アイマス」である事に意味がある、ような気がします。

deadblue238P

 無限の可能性があるとして、果たしてその可能性を使いこなせるのか? 逆にツールに振り回されておんぶにだっこになってはいないか? アイマス素材は不自由すぎる。MMDは自由すぎる。なかなか上手く行かないもんです。
 ただアイマスに関しては、素材の自由度が限定され、しかもすでに粗方使い尽くされているが故に、素材+αの+αの部分が異様に発展しつつあるのですよね。主にPの感性という個人資質によってですが。
 MMDはまだそこまで行っていない感があります。モデルなりモーションなり、「わーいこんなのできたよー」で楽しまれている段階。「それで何を表現するのか」という点においてまだ深い所に潜れていないような、ハチワンダイバー風に言えば「画面の上だけでパチャパチャやってる」ような。現状、P達のリソースの大半がMMDの可能性の開拓に費やされている感じで、MMDで作れるものの範疇外の、+αの部分に手を伸ばしているものとなると意外に少ないなあ、という気がします。(結局こっちでもわかむらPが引っ張るのか? 歴史は繰り返すのか?)
 や、それはそれで面白いんですけどね。別にそんな深いとこ潜らなくたって面白いもんは面白いんですけどね。
 より自然な動き、結構。より派手な動き、結構。背景舞台の高クオリティ化、エフェクトの美しさ、結構。でもそれが全てなんだろうか。それだけでいいんだろうか。モデルもモーションも、技術は大切なんだけど、それはあくまで「手段」を新たに開発するという事であって、それだけでは何も「表現」した事にはならないのですよね、たぶん。


 もちろん、一切合財全てがそうだとは思いません。
 踏み込んでるなあ、と思う作品だってあります。

RidgerP/狡猾全裸富竹P

木っ端っP

かおらP
 うん。ソウルだ。ソウルを感じるよ!
 ま、要はモデルがどうしたモーションがどうしたという話でなく、それを使って何をするかという所の、個人のセンスの問題なんだろうなあ、と。


さぼてんP

いとしいさかなP
 うーん、そうそう、いい感じー。いい感じよー。
 自分的に、この辺りで、ようやく、スタートラインかな……という気配がしている今日この頃。MMDのポテンシャルを生かしつつ、その中だけに留まらない、「表現したい事」へしっかりと手を伸ばしている作品――。昨期においてその方向、+α方向への萌芽が見えてきた気がするのは事実です。
 いずれにせよ、MMDは未だヨチヨチ歩きなんだと思います。ニコマスで言えばまだ2007年の段階。自由度が高すぎる分、引っ張る人がまだまだ限られてるし、発展もゆっくり。まだまだ、これからでしょう。
 たった今、第6回MMD杯本戦やってますね。見れてませんが、どうなってるんでしょう。かなりすごい事になってるみたいですが。楽しみです。

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 わかむらPの「依存症」は未だに脳裏に焼き付いてます。なぜアイドルなのか。なぜ彼女でなければならないのか。その表現を仮託されるアイドルとは何なのか。アイドルに仮託されて表現されるものは何なのか。どうせならそういう所で説得力のある、「深い」作品を(たまには)見たいものです。どうせなら、ね。アイマスは、――素材も技術も飽和に達したニコマスは、すでにそこに到達してるんですから。
 ニコマスは、これからも、素材だけでもツールだけでも作れないものを作っていけばいいんだと思います。
 そしてMMDがMMDで作れないものに普通に踏み込むようになった時、両者は本当の意味で同じ土俵に立つ事になるんじゃないかと思うところです。いや別に別の土俵に立ってやいないのかも知れませんが。


 以上。
 これで書いときたい事は全部書けたかな。100選の前に、あとはざざっと選外まとめをやっておきたいなあ。
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